中央線的カフェ [詩]
第一章 石だけが知っている
そこには時間がなく
ただ時計に似たものが時を刻まずに
積み上げた石を閉じ込めていた
遠いところで誰かの話声が聞こえている
波のように静かに流れる
青く澄んだ空のように
地球のように
窓の外を中央線が走って行くのが見える
第2章 灯脈
灯りの来る道
てのひらを照らす
静脈が赤い線となって流れてゆくのが
見える
鳥かご揺れて中には小鳥のたましいだけが
心細げに震えている
第3章 文字は模様
本は読むためだけにあるんじゃなくって。。
甘い香りがしてスイーツのように美味しい本もあれば
何も食べたくなくなるくらい、息苦しい本もある
持って歩きたいほど洒落ていてかっこいい本もある
何も書いていない真っ白い本を昔買った
天使が夜中にほほえんでくれるような
そんな本
第4章 恋するカフェ
恋はいつでも本の中
中央線のブックカフェ ロクジゲン
ただいま 営業中
素敵な詩ですね
灯脈という所が特に好きですね
ブックカフェの空間がどこか
本の中の世界と重なったりふわりと
この場所だけ異次元に浮いているような
そんな事を感じさせてくれる詩ですね
by hoshinofune (2012-04-16 23:10)
はじめまして、なんだか懐かしさを感じるようなCAFEですね。
こんな場所知ってたことを思い出します。
ガタガタのテーブル。味があります。長居歓迎なのかな・と思えて良いですね。
by hidens (2012-04-17 10:30)
いい詩ですね。
言葉の持つリズムが世界を
広げてくれます。
by 青の風画 (2012-04-17 11:51)
素敵な詩ですね~
本棚の中からゆるゆると時間が流れてくるようです。
第2章に惹かれました。
by タックン (2012-04-17 21:35)
こんなカフェで、ゆっくりと読書などしたいものです。
私は第1章が...^^。
by sakamono (2012-04-17 21:52)
素敵な詩です。
本と出会い
新しい 世界の出会い
落ち着いた カフェ
秘密の場所ですね。^^
by iruka (2012-04-17 23:54)
hoshinofuneさん
六次元を意識しました
本の中には確かにそんな世界が
広がっています
本好きなオーナーのコレクションが
詰まっていました
hidens
はじめまして
ここは前はジャズバーだったそうです
その時代のテーブルそのまま使ってるそうです
青の風画さん
どうもありがとうございます
ブログには軽快さがいいですよね
タックンさん
第2章 私も気に入っています
sakamonoさん
いくらでも長居できそうな感じです
すごく感じの良いところですよ
場所は荻窪の駅の近く
irukaさん
秘密基地ですかね
昔で言えばアジトかな
谷川俊太郎の詩集がけっこうありましたね
彼の地元だからかな
中央線は個性的なカフェがたくさんあります
by きよたん (2012-04-20 22:52)
素敵な詩と、そして、カフェ!!
本棚があり、使い込まれたようなテーブルがあり。。。
いくらでも、長居できそうです、
荻窪ですか〜。なるほど、ありそうな雰囲気ですよねえ。
東京の中でも、中野周辺のエリアは、一番好きです。
by qooo (2012-04-28 04:50)
素敵・・・
とっても素敵です♪
by saya (2012-05-07 23:10)
おはようございます
ご無沙汰していました。
我が家の愛犬イオが死んで、落ち込んでいました
これがペットレス症候群かな
子、孫以上に可愛がっていたので、その日が来る
心準備はしていましたが、突然でかなりのショックでした
今は、陶芸に集中して間切らせています。
by ガマさん (2012-05-11 08:33)
中央線的っていうところが味わいあっていいですね
かの矢野顕子、「中央線」という歌があります
あの不思議な感覚が蘇ってきました
by COLE (2012-05-19 11:12)