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松本竣介展 [美術]

寒さももうすぐ和らぐのでしょうか
東京にも雪が降りまだところどころ溶けないで残っていたりします。
会津出身の方が雪をみておもわず雪国の血が騒ぎ、雪かきに精を出し
すぎて足腰にどっと痛みがでたとか

私も雪かきはしていないのですが右手に痛みが生じ(腱鞘炎にみたいな)
パソコンから少し遠ざかってしまいました。

1月14日までで松本竣介展が終了するということなので12日に世田谷美術館に
行ってきました。
とても久しぶりの訪問です

DSCN4713.JPG

松本竣介は明治末期岩手で生まれ戦後に36才の若さで亡くなった画家です
彼の人生 画風もかなり時代に影響されていますね

詩や散文 エッセイ等も書き奥さんとの二人三脚で雑誌を刊行したりとても
精力的な方で それだけに仲間たちからたいへん惜しまれたということです
亡くなったときには周りの画家仲間が広く世間に彼の絵を広めようと大きな
展示会を開きそれがきっかけで知られるようになったという事ですが

もう少し生きられたらどういう画風に変っていたかとおもうと残念ですね。

face_matsumoto.jpg

色合いやモチーフが日本とか外国とかといった分け目もあまりない絵で
風景も抽象とも具象ともいえない独特のもの
聴覚を中学のときに失ったということも影響しているかもしれませんが
絵が静かな感じがするということ
同じ時代に生きた佐伯祐三と比較すると違ったタイプかなと思いました。

work_matsumoto01.jpg

生誕100年の展示会という事で個人蔵も多く含まれ数百点の絵画や書簡
雑誌など見応えが十分ありました。

世田谷美術館は砧公園の中にあります。
研ぎすまされた冬の日差しがまぶしかったです

DSCN4711.JPG

帰りに神保町から経堂に移った喫茶店 李白 に行こうかと思ったのですが
お休みで別のお店に入りました。

DSCN4714.JPG

壁にかかっていたのは小さな額の中に絵や雪だるまやマリア様等のかわいいお人形。
椅子の上に手作りのぬいぐるみがおいてありました。

DSCN4721.JPG

DSCN4718.JPG

少しだけ春のぬくもりを感じられた一日でした。
nice!(13)  コメント(6) 

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コメント 6

hoshinofune

松本竣介いいですね
以前桐生の大川美術館で見た事が
あります あのブルーの色合いが
とても良かった事を思い出しました

まだ若くして亡くなったのですね
長生きしていたらどんな絵を描いたのか
想像するしかありませんが残念なことですね
by hoshinofune (2013-01-23 18:52) 

qooo

世田谷美術館、いいですよねえ。
もう、長い事訪れていませんが、とても
好きな美術館です。
松本竣介さんを、知りませんでした。
ブルーが素敵で、品がありますね。
もっとたくさん、見てみたいと思いました。

by qooo (2013-01-23 21:34) 

きよたん

hoshinofuneさん

ブルーがとてもきれいですよね
目に焼き付いた風景を繰り返し
描いたといいます
特に気に入った風景があったのでしょう

qoooさん

松本竣介は素敵な絵を描きますね
最初に描いた絵にさらに絵を重ねることも
特徴ですね
また自画像も多いですね

横浜美術館にもあるかな
横浜を描いた風景も多いですよ





by きよたん (2013-01-24 19:02) 

iruka

今年は、寒さが 厳しいです。
ひょとしたら
見たことがある絵があるかも
しれませんが、画家の名前が 知りませんでした。
燃え尽きるような
人生だったでしょうね。
魂をこめて描くって 大変なことです。^^
by iruka (2013-01-27 17:35) 

タックン

腱鞘炎は大丈夫ですか?
若い頃 砧公園の近くで働いていたことがあって
何年か前 ふっと思い立って訪ねてみた時
世田谷美術館にも寄ってみました。
いい雰囲気の美術館ですね。
松本竣介さんは知りませんでしたが
絵が静かな感じがする絵 なるほどと感じます。 
by タックン (2013-01-27 21:28) 

きよたん

irukaさん

これをきっかけに目にとめてみてください
日本の画家でも素晴らしい絵を描く人がいます

タックンさん

日々の新聞と言ういわきの新聞をとっているのですが
そこに川本三郎氏の作品の話が出ていたので本屋で
たずねたら1995年のものでした
新刊本と思っていたんです(笑)
腱鞘炎かどうかわからないのですが冷えてくるとほんとに
痛くなり、ものを持ち上げたりするのがつらいです。


by きよたん (2013-01-27 22:58) 

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