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窓から見える風景 [詩]

秋晴れの日が続くとうれしいですが
10月も半ばってこんなに寒かったかしらと思うくらいですね
とはいえこれからの季節を楽しもうと思っています。

今回は窓から眺める風景に詩をつけて遊んでみました。
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   待っている

各駅停車の駅に列車は滑り込む

急行列車の通過待ち

あまり必要ではない荷物を持ち

手にはたくさん汗をかいているのに

決して慌てるふりはみせないで

間に合わなければならない何かに向かって

待っている

あの人は私みたい

間に合うために.jpg
(常磐線車窓よりホームを見る)


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     ほほえむ

今日は風が頬に少しだけ 痛い

カーディガンを羽織って

太陽が沈むのが早くなったわ
小鳥はくるかしら

湖面から次第にひろがってゆくさざ波のように

口元を少し緩めてあなたは微笑む

また帰ってきてね




ほほえむ.jpg
(常磐線の車窓より)


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      むかし 町並み

板チョコみたいに美味しそう

ビルから街中を見るとカラフルでオモチャのようで

何百年も前はお城があり大名がいて農民がいて旅籠があって

今は随分変わったように見えるけど
たいして変わっていないかもしれない

むかしと今


板チョコみたいに.jpg
(ビルの上から)


色々な風景が繰り広げられる車窓です。



nice!(11)  コメント(3) 
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コメント 3

moz

車窓から見える何気ない光景、景色ですけれど、それぞれにそれぞれのドラマとストーリーがあるんですね。
お写真と詩ととても素敵です。
ほんとに板チョコみたいですね ^^
by moz (2014-10-28 05:45) 

タックン

本当ですね。
私も高いビルから街を眺めるながら
おもちゃのような街風景の中に 様々な人々の人生が
つながってきていることにある感慨を感じます。
by タックン (2014-10-29 22:08) 

きよたん

mozさん

おほめいただきありがとうございます
電車に乗ると窓際に座って車窓を眺めるのが好きです

タックンさん

そうなんですよ
町の風景を眺めるのがほんとに好きなんです
暗い地下なんかが好きな時代ももあるんですが
上からの眺め好きになりました。
この時代同じ空間を生きてる人々にも縁を感じますね


by きよたん (2014-11-01 09:48) 

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