私の2014年 [詩]
とっても寒い日が続きます。
12月初旬の散歩です。
西荻の水の空ギャラリー いついっても素敵な場所
こちらは東伏見の小学校ですが立派なヨーロッパレンガ作りで中も斬新な造り
そんなバブル期に建てられた小学校の中で彫刻の展示をしていました
作家の方が中にいらしてお話を聞けました。
道路に鉄くずが落ちている それで造ったものもあるとか
その錆びた感じがいいです
銀杏もすっかり葉を落としました。
2014年になって早々 新井薬師で厄よけのお札をいただいて帰り
その翌日のことひとり暮らしの母が自宅で転んだとの連絡
それからは実家と東京を行ったり来たり 母の元に通っています。
状況はあまりよくなりませんが、こういった経験により自分の故郷について
考えるきっかけにもなりました
そんな中でも始めての詩集を出版しました
とても大きい収穫です
同人誌の方はいったん休刊に入りますが
日本詩人クラブの会員となりました。
同人の舟木さんが4月に亡くなられたことはショックな出来事でした。
文学作品の引用に見事に成功した詩を紹介します。
川上弘美さんの作品の一節を冒頭にいれて自分と自分の先生のこと
その距離感がとてもほほえましいです
生涯 独身でいらした舟木さん クールな情熱を秘めた詩が多かったですね
センセイ
「ツキコさんデートをいたしましょう」
とセンセイからお誘いがかかる
妻をなくした老境の教師と
まだ独りでいるかつての教え子と
電話はうれしいのに ツキコさんは
「はい」とか「ええ」「あの」と
そんな音ばかり発して電話を受けている※
日曜日の午後 私とセンセイは
上野の美術館で待ち合わせた
人をかき分けながら『シャガール展』を観る
シャガールは繰り返し妻を描いている
会場を出て お茶を飲みながら
「今日のはよかったですね」とセンセイがひと言
「そうですね」と私は答える
私が生徒であった頃
この辺りは戦災孤児の溜まり場だった
いまはホームレスの
大人の溜まり場が出来ている
時は進んでいるのか回っているのか
「センセイ」という呼びかけが
不文律の ある距離をつくったまま
眺望の中に森があり 不忍池があり
※一連は川上弘美著『センセイの鞄』による
今年はいろいろあった一年でしたが
健康に過ごせてよかったと思います。NPOふくしま支援人と文化ネットワークの方も
順調です。
今年はフォトジャーナリストの樋口さんの講演が最も印象に残りました。
12月初旬の散歩です。
西荻の水の空ギャラリー いついっても素敵な場所
こちらは東伏見の小学校ですが立派なヨーロッパレンガ作りで中も斬新な造り
そんなバブル期に建てられた小学校の中で彫刻の展示をしていました
作家の方が中にいらしてお話を聞けました。
道路に鉄くずが落ちている それで造ったものもあるとか
その錆びた感じがいいです
銀杏もすっかり葉を落としました。
2014年になって早々 新井薬師で厄よけのお札をいただいて帰り
その翌日のことひとり暮らしの母が自宅で転んだとの連絡
それからは実家と東京を行ったり来たり 母の元に通っています。
状況はあまりよくなりませんが、こういった経験により自分の故郷について
考えるきっかけにもなりました
そんな中でも始めての詩集を出版しました
とても大きい収穫です
同人誌の方はいったん休刊に入りますが
日本詩人クラブの会員となりました。
同人の舟木さんが4月に亡くなられたことはショックな出来事でした。
文学作品の引用に見事に成功した詩を紹介します。
川上弘美さんの作品の一節を冒頭にいれて自分と自分の先生のこと
その距離感がとてもほほえましいです
生涯 独身でいらした舟木さん クールな情熱を秘めた詩が多かったですね
センセイ
「ツキコさんデートをいたしましょう」
とセンセイからお誘いがかかる
妻をなくした老境の教師と
まだ独りでいるかつての教え子と
電話はうれしいのに ツキコさんは
「はい」とか「ええ」「あの」と
そんな音ばかり発して電話を受けている※
日曜日の午後 私とセンセイは
上野の美術館で待ち合わせた
人をかき分けながら『シャガール展』を観る
シャガールは繰り返し妻を描いている
会場を出て お茶を飲みながら
「今日のはよかったですね」とセンセイがひと言
「そうですね」と私は答える
私が生徒であった頃
この辺りは戦災孤児の溜まり場だった
いまはホームレスの
大人の溜まり場が出来ている
時は進んでいるのか回っているのか
「センセイ」という呼びかけが
不文律の ある距離をつくったまま
眺望の中に森があり 不忍池があり
※一連は川上弘美著『センセイの鞄』による
今年はいろいろあった一年でしたが
健康に過ごせてよかったと思います。NPOふくしま支援人と文化ネットワークの方も
順調です。
今年はフォトジャーナリストの樋口さんの講演が最も印象に残りました。
2014-12-22 08:35
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コメント(9)
素敵な場所ですね。＊
私もふらりと寄ってみたいです。＾＾
詩集を出版されていたのですね！すごいです！*
すごく気になります。
別れと出逢い、いつも隣合わせだけれど
大切にしていきたいですね。＾＾
来年も色々あった一年だった！と言えるよう
毎日を大切にしていきたいです。＊
by SaraTriennale (2014-12-22 22:39)
東伏見の小学校、すごく立派な小学校ですね。
せっかく作った建物ですから、色んなイベントに使うとよいですね。 ^^
彫刻、小さな戦車、ジャコメッティのように針金のような人、修道僧のような立ち姿。並べただけなのに、物語が詰まっているような感じがします。
大変な所もあったけれど、実りも多い一年だったようですね。ぼくは? 笑
良い一年で締めくくりたいです。 ^^
by moz (2014-12-23 08:30)
日本詩人クラブの会員
新しい出会いも あるのかな
いいですね。＾＾
by iruka (2014-12-23 10:00)
水の空ギャラリーの全体の色合いが素敵ですね。
『センセイの鞄』は好きな小説ですが
こんな風に詩で表現できるのですね。
by タックン (2014-12-23 21:24)
SaraTriennaleさん
別れもあれば出逢いもあります。
なにもないより何かあったほうがいいと
思うようにしたいですね
by きよたん (2014-12-26 18:29)
mozさん
一年のしめくくりあともう少し
来年はどういう年になるのかしら
by きよたん (2014-12-26 18:31)
irukaさん
久しぶりです
おげんきでしたか？
詩人クラブの集まりに参加したら
勉強になることがあるかも
期待感ありですね
タックンさん
水の空は展示作品によって雰囲気が変わりますが
素敵な展示をしていますよ
舟木さんは詩の中に作品を引用
自分と先生の思い出に重ねていますね
by きよたん (2014-12-26 18:36)
面白いですね。こんなふうに作られる詩もあるのですね。
センセイとツキコさんが、書画展を観に行くエピソードが
思い起こされました。
by sakamono (2014-12-27 16:30)
sakamonoさん
センセイとカタカナで書くところいいですね
先生と書くと硬い感じがしますね
書き写していて改めてうまいなあと思いました
by きよたん (2014-12-27 21:47)